放射線科

部門概要

当院放射線科では現在、放射線科医師2名 診療放射線技師14名 事務員3名で業務を行っています。

当院で行うことが可能な検査は一般撮影、骨密度検査、マンモグラフィ検査、CT検査、MRI検査、放射線治療、核医学検査、胃透視検査、心臓カテーテル検査、腹部アンギオ、シャントPTA等です。

各検査で確かな知識と認定資格を持った放射線技師が皆様に対応し検査にあたっております。

認定資格

検診マンモグラフィ撮影認定 診療放射線技師

2名
X線CT認定技師 1名
胃がん健診専門技師 4名
放射線治療専門放射線技師 1名
放射線治療品質管理士 1名

放射線科医

大西 裕三(おおにし ゆうぞう)
役職:放射線科部長
卒業年度:平成8年
資格:放射線科(診断)専門医

小野寺 周(おのでら しゅう)
役職:放射線科医師
卒業年度:平成11年
資格:放射線科(診断)専門医

業務内容

放射線治療について

当院には放射線治療装置 米国Varian社製 Clinac 21EX(平成20年より稼働)1台が導入されており、頭部から下肢までの外部照射を行っています。

主にがんの治療を行う装置で当院では毎年90人程度、平成20年に現在の装置が稼働してから延べ1000人以上の方が治療を受けられました。その内6割の方は外来通院で毎日通われています。治療期間は1~8週間で、疾患や目的等によって治療日数(回数)が異なります。1回の治療にかかる時間は約15分と短く、治療そのものによる痛みはありません。

放射線治療は外科手術、化学療法(抗がん剤)と並ぶがんの3大治療法のひとつです。よく手術と放射線は比較されがちですが、必ずしもどちらか一方を選ぶとは限らず、両者を組み合わせて治療することもあります。また、化学療法と放射線治療を組み合わせた化学放射線療法も珍しくありません。

放射線単独であれば、多くは外来通院での治療が可能です。放射線治療の目的には、腫瘍をなくして治癒を目指す根治照射と、痛みや出血などの身体症状をなくすことを目指す緩和照射との2つがあります。

それぞれ、放射線を当てる量や範囲が異なります。緩和照射は、がんによる痛みなどのつらい症状を和らげることができるため、がん治療において大きな役割を担っています。

放射線治療の利点は、体を傷付けずがんに対して治療効果を期待できるため、臓器の形態や機能を温存できること、手術や麻酔に耐えられない高齢者などの場合でも治療可能な場合があることや、外来通院が可能なため、例えば仕事を続けながら治療できることです。

当院では週2回、新潟大学の専門医が診察を行っております。放射線治療についてお聞きになりたい場合、まずはかかりつけ医(定期的に受診している病院または医院)へご相談ください。

※当院では定位放射線治療や強度放射線治療(IMRT)および全身照射は行っておりません。

マンモグラフィ検査について

マンモグラフィとは、乳房を圧迫しX線撮影を行いがんなどを調べる検査のことです。乳がんは女性のがん罹患の第1位で、年間約9万人が発症し、約1万5千人が死亡しています。

今や女性の9人に1人の割合で乳がんにかかるといわれています。現在厚生労働省の指針では、乳がん検診には乳房X線検査が原則となっています。マンモグラフィは乳がんをはじめ乳房にできる病気を見つける一つの手段としてとても有用です。

特にしこりとしてふれることができない早期乳がんのサインである石灰化(砂粒のように見えるもの)を鮮明に写し出せるのが大きな特徴です。また、乳房の全体像を1枚の画像に写し出すので、左右を比較して診ることができます。

過去の画像と比較しやすいため組織の微妙な変化をとらえることができますので定期的な受診をお勧めします。

RI検査(核医学検査)について

RI検査とはRI(Radio Isotope:放射性同位元素)を用いた検査で、放射線を出す物質を含んだ放射性医薬品を体内に投与して、各種疾患の診断を行う検査です。

RIの放射線量は時間とともに減少し、尿や便と一緒に排泄されるため、いつまでも体内から放射線が出続けるといった心配はありません。体内に投与されたRIは、特定の組織や臓器に選択的に集積する性質をもっています。

体内に集積したRIから放出される微量な放射線を、専用の機器で撮影することで臓器の機能や代謝情報などを画像化、数値化することができます。
また、病変部位の鑑別、病期決定、治療効果の判定などにも用いられています。
標的となる組織や臓器によって使用するRIを選択し目的に合った検査を行っています。

外来スケジュール

詳しくは、「外来診療担当表」をご確認ください。

病院誌のご案内

病院誌(第19号)臨床業績「放射線科」(PDF)

その他の病院誌はこちらをご覧ください。

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